Vol.006 2003.01.10 ON AIR |
| BLUES MAN:JOHN LEE HOOKER
O.A曲名:Dimbles
from CD:JAZZ&BLUES
http://www.virginrecords.com/hooker/
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はーい、「ムーンドッグアワー」を聞いてるみんな、原島、小杉、元気ですかー。えー、今夜も始まりました、この時間は、私、仲井戸“CHABO”麗市がお送りする、深夜3時のBLUESプログラムですね、仲井戸“CHABO”麗市『THREE O'CLOCK BLUES』をお送りします。しばらく付き合ってください。いいですねえ、何回聞いても。この出だしで酔いますねえ、『THREE O'CLOCK BLUES』。はい、今年も明けて、やっと10日ですね。みんなどうですか? やっとお正月気分が抜けたっていうとこかな? 学生の奴はほとんど始まってんのかな? 仕事している人はもちろん始まっているんだろうけど、ほとんどが。学生…大学生は、まだ休みとかって人もいるかもしれないね。学生はいいなあ〜みたいな、親父ですねえ、こういうこと言うのが(笑)えー、という訳で成人式が近いですね、昔は成人式っていうと1月15日ってイメージがとても強かったけど、ここ2、3年前だよね? 変わったの。1月の何? 最初の…2週目の月曜日になったらしいね。つまり連休にしようという、なんか経済効果を狙ったんでしょうねなんて、さっきSTAFFと話していたんですけども。1月13日、月曜日が成人式って訳でね、今年は。なんかあんまり13日ってピンと来ないけど、やっぱ15日ってイメージだから。どんな成人…、成人を迎える方、この番組を聞いている人でいるかなあ? ま、いると思うけど。
俺はもう、遥か昔ですねえ〜、ほとんど、300年…そんな経ってませんけど、あんまりもう覚えてないけど、でもね、俺はつまり、あんまりいい記憶無いですね、20歳だから、つまりね。俺は小学校から中一まではとても活発な明るい子だったんだけど、中二の夏休みあたりからコロッと変わっちゃった子なんですね、で、ティーンエイジャー時代、真っ暗な青春時代を送っちゃったような奴だから(笑)つまり、それでBLUESに…この番組とつながってる訳だけど、BLUESと出会っちゃったような子なんで、成人式なんてその真っ暗なティーンエイジャーの最終地点みたいなもん、ドツボにはまった日でしたね。「ふざけんじゃねえ、成人式」みたいなタイプですね、ヤな奴だったかもしれないなあ。コンサイス英和辞典みたいなものを記念に貰った記憶はあります。「成人式なんて…」言ってるくせに、それは随分使わせてもらいました。という訳で、成人式はともかく、今日かける人は成人式、何百年前に過ごしたんでしょうかって(笑)もう亡くなった人ですけども、先週は偉大な偉大なマディ・ウォーターズさん、BLUESのある意味、お父さんですね、そのマディ・ウォーターズに勝るとも劣らぬ…のジョン・リー・フッカーさんっていう方をかけます。まあ、ほんと、原島、まいったか! ジョン・リー・フッカーだぞ。小杉、わかってるかお前、ジョン・リー・フッカーだぞ〜(笑)「誰、その人?」みたいな。ジョン・リーも数年前に実は亡くなりました。ちょっと細かい資料が、またSTAFFから突き放されて手元に無いんですけども(笑)大昔に生まれてますね。それで、亡くなったのはここ2、3年前です。80…でも、いくつまでジョン・リーは生きたんじゃないかな? 先週のマディ・ウォーターズ共々、ほんとにBLUESの偉大な偉大な歴史の1ページを築いた人です。という訳で、今週はジョン・リー・フッカーさんをぜひかけさせてもらおうと思って持って来ました。
ま、この番組では沢山出て来ちゃうんだけど毎週毎週、R.STONESとかね、つまり…エリック・クラプトンさんとか、ま、レッド・ツェッペリンみたいな人たちとかジミー・ペイジとか…やっぱりあの辺の、それと俺、自分、俺はSTONESなんかを聴いて育った、ちょっとSTONESより世代は下なんだけど、つまり、子供かな? BLUESの。そういう子供たちが沢山、やっぱり学んだ人だよね、先週のマディと共に、ジョン・リー・フッカーさんなんて。特にイギリスの連中なんかは沢山このジョン・リー・フッカーさんの…当時60年代、コピーとかして、スティービー・ウィンウッドなんて人いるけど、彼のスペンサー・デイビス・グループなんていうBANDもカヴァーしたり、アニマルズなんていうとてもいいブラック・ミュージックを追求しているBANDがあったんです、エリック・バードンさんっていう。で、アニマルズをコピーしていたのが、ムッシュのBANDだね、かまやつひろしさん。これスパイダーズっていうグループサウンズだね。グループサウンズの中でもスパイダーズは、とても黒っぽい、ブラック・ミュージックなんかも追求していたんだよね。俺はこれは高校生の時、観に行ってたけど、スパイダーズ。つまり俺はBEATLESやSTONES好きだったから、日本でその辺をうまく演るのはスパイダーズとかだったんだよね。あと、もっとBLUESっぽいのはゴールデン・カップスとかね、ジョニー・ルイス&チャーのマーちゃんなんかがいたBANDがあったんだよ。かまやつさんなんかはきっと、そのジョン・リー・フッカーなんかをすごく聴いたんじゃないかなあ? アニマルズというBANDを経由して。
そんな、つまり、かまやつさんのお父さん格かな? つまり俺たちからするとお祖父さん格だな。かまやつさんもすでに半分お祖父さん格ですからね(笑)えー、つまりそんな偉大な人です。これはロバート・クレイっていう若手のBLUES MANって人に、ジョン・リーが生前に来た時、東京の郵便貯金会館、今は名前変わっちゃたけどね、そこでジョン・リー・フッカー観ましたね。ロバート・クレイが、なんか後ろですごく支えて、ジョン・リー・フッカー、もう、好きな時に章節変わっちゃうからね、普通12章節っていうと4章節で5章節目に変わるとかってあるんだけど、ああいう人になると、もう好きな時に変わりますからね、気分で。そうするとBANDが困っちゃう訳ですね(笑)でもロバート・クレイが、なんかやっぱり温かく見守って、ジョン・リーに一生懸命合わせているような、そういう世代のいい景色を観ましたねえ。えー、そんな、お父さん格の人です。ぜひ、聴いてください。今回、ジョン・リーをかけるんで、またちょっとジョン・リーを沢山聴いたんだけど、やっぱりサウンド、シンプルだけどすごくディープです。きっと、今、BLUES EXPLOSIONとか、ジーラブなんていう新しい解釈でBLUES演っている人たちが外国にもいるけど、そんな連中もジョン・リー・フッカーなんか、とても研究してんじゃないかな? 同じ様なサウンドは出せなくても、なんか、そのフィーリングとか、とても、いろんな奴が今の若い奴も取り入れようとしてんじゃないかなっていう様な偉大な人だと思います。じゃあね、ジョン・リー・フッカーの最初…ほんとに初期の曲だね、“えくぼ”。たぶん、えくぼって意味だけど、「Dimbles」っていう。これは当時、イギリスの連中が沢山カヴァーしたナンバーです。これを聴いてください。また来週、会いましょうね。じゃあ、今週はジョン・リー・フッカーで「Dimbles」です。 |
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