| Vol.003 2002.12.20 ON AIR |
 | BLUES MAN：B.B.KING
O.A曲名：Please Come Home For Christmas
from CD：A Christmas Celebration Of Hope |
はーい、「ムーンドッグアワー」をお聞きの皆さん、原島、小杉、Merry X'mas！〈♪ギターを弾く〉には、ちょっとまだ、4、5日は早いけど、もうでも、X'masムードですね。この時間は私、仲井戸“CHABO”麗市がお送りする深夜3時、THREE O'CLOK、夜明け前のBLUES番組、仲井戸麗市“CHABO”の『THREE O'CLOCK BLUES』をお送りしまーす。という訳で、3回目ですね、えー、なりました。X'masですね、街は。イルミネーションもあるし。私、大好きな季節ですね、この師走っていうのは。子供の頃から、なんか好きなんだよね。あの、周りにいた大人の人たちが、お父ちゃんお母ちゃんがなんとなく忙しそうにしている姿とか。街行くとなんか…、俺、東京の新宿っていう街の生まれだから、そこは、なんか、ネオンサインとか沢山あった街なんだよね、もちろん今もそうだけど。そういうところを、なんか、大人の人たちがワサワサ忙しそうに動いてる姿が子供の頃から大好きで、それは今も、それは続いてるね。
なんか、12月…この頃って、なんかワクワクするんだよね、なんだろうねえ。大変なんだけどさ、実は。俺も仕事、もちろんしている訳だから忙しくなって、今年やり残したこととかさ、掃除なんか嫌いだけど、大掃除なんかやんのかよーとか、めんどくせえよ忘年会なんかよーとか。そういうことじゃ、なんか、めんどくさいとこも沢山あるんだけど、なんか、ワクワクする。みんなはどうでしょうかねえ、原島、小杉はどうでしょう？ 小杉とかX'masとか好きそうだよね、あいつ。なんかこう、「とにかくパーティーに行っちゃうわよ」みたいな、そういう感じなんじゃないかな。原島はどうかな？ 家で悶々とX'mas過ごすんじゃないの、〈♪ギターを弾きながら〉“どうせ俺は一人だぜー、あの娘はよー♪”みたいな、そんなことねえか原島ね、みんなはどうかなあ？ 俺はね、だから、ティーンエイジャーの頃ね、今言ったタッチなんだよ、19…17、8の頃。“なーにがX'masだ”ってのもどこかあったの。それは何故か…、あのX'masのムード好きなくせに、彼女にふられたことが多かったからね、そうなると“ブルーX'mas”になっちゃうよね、“バカヤロウ〜、デートしてんじゃねえよ、X'masなんてよー”みたいな（笑）本当は楽しくX'mas過ごしたいのにさ。
強力なエピソードとしてはね、好きな子がジャズ喫茶で働いていたの、ジャズ喫茶って今はあんまり無くなったけど。そこの女の子にね、なんか、デート普通に申し込めないからね、自分の大好きなBLUESっていうか、SOULのレコード、X'masのレコードをね、貸してあげようっていう、これできっかけになればと思って、それ、貸してやったんだよ。そしたら「ありがとう、聴いておくわ」みたいな感じで、「これでバッチリだ、あのレコードいいからよー」と思って、しばらくしてまた行ったらね、返してくれたんだけど、ストーブでレコード溶かしやがって、グニャグニャになってんの！これはある時、俺、自分の本に書いたんだけど。しかも！「この間、彼と聴いたんだけど」なんて…バカヤロウみたいな（笑）レコード、俺の大好きなSOULの…R&Bのレコード、グニャグニャにして返されたって。フラれました。あ、そん時、一時X'masなんて大嫌いになったんだけど、まあそれ大昔なんで、最近やっぱり好きです。なんかいいよね、X'masね。という訳で今日はちょっと、X'masが似合うBLUES MANを探してきました。BLUESってもしかしたらX'mas…R&B、ちょっと細かくなるけど、SOUL MUSICみたいなことはとてもR&Bは似合うんだけど、この番組、BLUESっていうのに限ると、あんまり…実は似合わないかもしれないね、もしかしたらなんだけど。つまり、BLUESっていうのは、なんとなくイメージだけど、〈♪ギターを弾きながら〉“あの娘がいないぜー♪”、さっきの話じゃないけど“俺は一人でBLUES、街は浮かれているぜー。フン、X'masなんて。レコードグニャグニャにするんじゃねえよ♪ ”みたいな、そういう、なんか、フィーリングがBLUESってありがちだけど、だから楽しいイメージのX'masって、ちょっと違う様な感じするけども、BLUES MAN、沢山BLUESの曲を残してます。
という訳で、今日はあまりにも代表…、えーBLUESを知らなくてもこの名前を知っている人は多いんじゃないかな、B.B.KINGさんをやっぱり選びました。これはSTAFFの青年と満場一致でしたね。二人で満場一致つってもしょうがないですけどね（笑）もうB.B.しかありませんね。って訳でB.B.KINGさんの数多いX'mas Songの中から今日選んで来たんだけど、B.B.っていうのは、ここにちょっと資料書いてくれたんだけど“BLUES BOY”、それのB.B.って略らしいね。みんなが知ってる、先週も出たけど、クラプトンさんとか、あとスティング、元ポリスのスティングとか、U2なんていういいバンドがあるけど、そういうROCKの…、もうほんと沢山の人に沢山の影響を与えた、もう…なんて言うか、おじいさん？ お父さんだね、今のR&Rの。そういう偉大な人です。えー、今なんと77歳。これ何…“喜寿”っていうんじゃないかな？ 日本で言えば、喜寿だね。チャンチャンコかなんか着て祝う様な…もう、赤いの着てね、喜寿！ 77歳だよ、みんな信じられる？ 実は俺は52なんだよね。「あら、そんな歳だったの？」なんて思った人もいるかもしれないけど、クラプトンさんは57、8とかそういう感じじゃないかな？ この間来たポールは60とかね。それのだから、大先輩だよね、77歳って、かまやつひろしさんもかなわねえぞみたいな。77歳だぞ、おまえ！（笑）その人が現役でやってる、まだ世界中を旅しているんだぞ、BLUES弾きながら。すごいだろー。“BLUES大使”なんて、旧ソ連、ロシアなんかにも行ってるんだよね、B.B.さん。
俺は何年か前に福岡で、自分の仕事…TOURで行った自分の仕事の合間に、B.B.KINGさんが来日したのを福岡でちょっと見ました。もうさすがに椅子に座ってたけど、バリバリにギター、声もバリバリでした。それで、ステージ降りる時、夢中になって駆けて行っちゃって、B.B.KINGに握手してもらったんだ！ すごいだろー、みんな。だからその夜は手を洗わなかったんだけどさ。そのぐらい、憧れのお父さんだね、おじいさんかな。ある時ね、“B.B.KINGが亡くなった”っていうNEWSがね、俺が、あるLIVEの楽屋に伝えられたことがあったんだよ。俺、びっくりしちゃって、札幌だったんだけど、本当に泣いちゃったの、その時。「なんで、B.Bが…」って。それね、ガセネタだったの、ピィーウィー・キングさんって、この人も作曲家で有名な人だったんだけど、その方が亡くなったんだけど。それは悲しいことだったんだけど、「B.B.、なんで、B.B.死ぬわけないじゃないか」って、そんなこともあったんだけど、ともかく、今のR&Rのお父さんです。ガンズ＆ローゼズもBON JOVIも、なんだ？今で言えば…なんだよ、 それこそプリンスも、みんなが、今ラジオ聴いてるみんなが大好きな人も、この人がいなかったら、本当に今の音楽は無かったかもしれないっていうくらいだね、しかも現役。そんなB.B.KINGさんの、じゃあ今日、X'mas Songを聴いてください。X'mas Songいろいろあるんだけど、去年か一昨年にB.B.がねX'mas Songばっか集めたアルバム、実は一枚出したんです。これをちょっと、STAFFの青年と選んで来たんで、その中から、とてもロマンチックな曲があるんで、この番組聴いているの、ちょっと彼女とイチャつきながら聴いている奴いないと思うんだけど、今からナンパして、この曲が似合うようなX'masをぜひ過ごしてください。えー、じゃあね、来週また会おうね。X'masムードいっぱいに、みんな、いいX'mas過ごしてくれ。B.B.が唄ってくれます。“うちに来いよ、X'masには”って唄だね。「Please Come Home For X'mas」来週もまた会おう！ Merry X'mas！ |
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