1998
6days a surprise
visit in New York

ってなわけで、や、やって来てしまったN.Y。ムー、あれやこれや考える前に行動だぁ!
ってなことをあれやこれや考えた末、思いきって飛んで来てしまったN.Y。oh!自由の女神よ!
そうだ、俺は自由だぁ、どこへだって行くのだぁ。
行きたいところへ行くのだぁ、来たいところへ来るのだぁ。
そ、そして、来てしまったのだN.Y。
この街への想いもまたシカゴやロンドン、リヴァプールと同じようにガキの頃から山程ある。yeh!N.Y。
さぁ歩くぞ、歩くぞ、オーイ!N.Y!
はて、さて、どこへ何を見に何を探しに・・・・・・・。
yeh!急げぇ〜!
 
まずは何と言ったって基本的な行動の基準としてはレコード屋 、楽器屋さんめぐりというのがある。ってなわけで時差ボケもなんのその(私は飛行機で一睡もしなかったのだ、いやできなかったのだ。ムー、情けない)チェック・インをすませるやいなや、いっきなり楽器屋さんへと。スタテン・アイランド というところにあるすばらしいギターショップへと。入口は小さいのだが、これが中に入ったらもうヨダレもんのすんばらしいギター(マンドリンやバンジョーなんかも多い)の数々。あれも、これも欲しーよ状態の仲井戸君。しかし決断力のない仲井戸君はとてもとても短い時間ではこれだ!と思うギターを選べませんでした。しかし素晴らしい在庫と店員さん達。また行きたいなぁ。今回のN.Yの日々、いろいろ世話になる、コーディネーターの天平君という青年との偉大なる初日の幕開けでありました。

はじまった N.Y の日々。幸運なことになんとも良い天気に恵まれてのスタート。少し肌寒いが、日中は降り注ぐ太陽の光のおかげで、何ともおだやかに暖かい。さぁ セントラル・パーク へ行かねば。N.Y だ、セントラル・パーク だ!ってなわけで、てくてくとホテルから歩いて行ったのだが、これがけっこう遠ーい。し、しかも、な、なんとセントラル・パーク の広いことか.......。陽だまりをみつけてひと休み。木もれ陽の舗道をゆったりとした午後の静けさの中歩く、歩く。ムーこんなのって仲井戸君のとてもとても大好きなシチュエイションの1つなのでありました。し、しかもここは N.Y だぁ〜!

そしてついに、とうとう来てしまった、あのダコタ・ハウス 。あれからもう何年だろう? 見上げる最上階のあの部屋(今もヨーコさんは住んでいる)はまるで時間が止まっているかのような静けさのたたづまい。何だか頭の中がカラッポになってしまったような.......。今何をどう自分は感じているんだろう。
ビルの谷間の風は少し冷たい........。

ダコタ・ハウス から道路をはさんですぐのところに(セントラル・パーク内)ストロベリー・フィールズ(記念碑)はあった。このまま何時間でもベンチに座っていたいような..........いたくないような。“ 世の中には何も起こりそうもない ”ようなのんびりしたこんな日、自分の感情がこんな時少し手に負えない。どこかの国からの旅行者か、そっと花を置いて行く。犬の散歩のおじさんが素通りし歩いて行く。ジョン はもう歴史上の人物なのだろうか..........。

とにかく今回のN.Y滞在は短い。ってなわけで強行スケジュールもなんのその!ってなわけで是非訪れたかったここを訪れた。ってなわけではあるが、あまりにも広いスペースと濃い内容(在庫)であるため、観る場所をしぼり込んで見学することにした“N.Y近代美術館”。“ダリ”をはじめとする シュール系 の何点かの貴重な作品を生で観れて、ムー........ってな。そして見つけた ゴッホさん の“星月夜”想像してたタッチとあまりにも違う印象にビックリ。その絵は暗く、重たいトーンの絶望のタッチと想像してた僕は仰天した。ある意味では明るいある種の希望さえも感じるその輝きのトーンに。そ、そうだったのか..........そうか、そうだったのかも知れないなぁ..........ってな。ムー、オリジナルを観れるってのはやはり貴重な体験なのだ。作品を自分自身の感性で感じることができるからだ..........。

P.S  全部を見終わってもう一度この絵を観に来てみた.....が、やはり印象は同じであった......ムー。

P.S2 美術館のShopでおおくぼさんへのおみやげの ぶ厚い写真集 をみつけたぁ、yeh!

11月の N.Y の風はやはりとても冷たい。しかしうーん、今日も “太陽がいっぱい ”だ。ついてる。ゆうべはちとワインを飲み過ぎて二日酔い気味。しかしそんなことは言ってられん。ってなわけでやって来た ワシントン・スクエア 。yeh!グ、グリニッジ・ヴィレッジ だぁ!どれほどこのあたりの景色を読んだり聞いたり観たりしてきたことか..........。ムー、感慨深し。黒人の若者がギターをかき鳴らし唄っている。昔ながらの景色であろうか..........あ〜 N.Y 。と、ところで I was born in“新宿”。ってなわけで N.Y は 新宿 と似ているのではとずーっと想像してきた。実際とても似ているところがある。しかし全然違ってもいた。例えば 新宿 には 川 や 大きな橋 はない。それは街の景色としては決定的に違うフィーリングだ..........。

しかしまぁ歩く、歩く。私は N.Y に来てもう何十年分も歩いてしまった気がする、ふーっ。だがとにかく気分はもっと歩け、もっと歩け!ってな。街角の何気ないものまで、あらゆる物達が俺にとっちゃぁ何気あるのだぁ。路上に腰を下ろしていっぷく。ウォーク・マンからは Good-Time-Music。yeh! CHABO! Jump again !ってな.........。

“ 誰も知ってる人に会わない ” なんてのはとてもとても快感なのでありました。そう 私は旅人 。日曜日の青空マーケットで何か掘り出し物を。音楽や詩 なんてそこらじゅうにころがっているのだ。頭を抱えて詩や音楽なんぞ作ろうとしなくても、街中の景色がみんな詩のような気がするし、街中のノイズ がみな音楽だ。うま〜い!さてくたびれた、ちょっと昼寝でもすっか。こんなことって.....久しぶり..........だ。

N.Y は治安が悪いから..........と。ハーレムは危険だから..........と。し、しかし絶対に行ってみたかったハーレム。その街並は シカゴのディープなエリアのそれと近いとこもあったが、全然意外なタッチのフィーリングでもあった。例えばそれは一見なんとものどかな丘の上、コロンビア大学 へ続く坂道であったり..........。はじめて観る教会でのゴスペル。彼等にはそれは生活そのものであったし、見物している僕や僕等には一つのショーのような。しかしいずれにせよ非常に貴重な体験となったのでありました。

oh yeh! アポロ・シアター! このディープな劇場での LIVE 盤をどれほど聞いたことだろう。ムー、そっか、こういうところにこんなふうに建っていたのか......ってな。ムーしかしディープだぁ。
もう50年もここで営業しているというハーレムの老舗のレコード屋さん。タワーレコードや HMV のようにたーくさんの在庫はないが、他では手に入らないような貴重なカセットなんかあったりして..........いいなぁこんな店。この店のオーナーのボビーさん はなんとあの ブルースのスタンダード、“ ザ・スカイ・イズ・クライング ”の作詞者その人でありました。その ホットなたたずまいがステキでありました。

はてさて歩き続けるN.Y 。しかし重要なお仕事が残っているのであります。yeh! プロモーションビデオ の撮影だぁ〜。急遽スケジュールを調整して飛んで来てくれた 林 渉 君とうれしい再会。(数日前までヨーロッパに居たらしい、ムー)今回 コーディネーター役の天平君と林君は朝から一足先にロケハンを。みつけてくれた(ロフトのような)ビルの屋上で撮影。グリニッジ・ビレッジ、ソーホー地区、ダコタ・ハウス〜セントラル・パークと我等は車で飛びまわる。時には車を置いて、地下鉄に乗り(yeh! N.Yの地下鉄だぁ)街中の雑踏にまじれとゲリラ的な一団とあいなる。あー、こりゃあ完成が楽しみだなぁ.......ってな 仲井戸君。N.Yのいろんな景色を観れるだけでもうれしいぜィ.......なんちゃって.......の仲井戸君でありました。

そして撮影のラストは夕暮れてゆく、ブルックリン・ブリッジの橋の下。マンハッタンのため息のような夜景を背景にしながらのシチュエイション。ラストとあって 林 君、仲井戸君はyeh! とばかり、寒い北風もぶっとばすハイテンション。yeh! yeh ! 終わったぜィ! ムー、詩だなぁ.......。かけ足でぶっ飛んだ N.Y の日々。

天平君、いろいろ本当にありがとう。また会いたいね、また話したいね。君はまだしばらくN.Yでがんばると言う。俺も東京でがんばるよ。
See You Again.
林君、いつもハードな条件の中感謝しています。作品楽しみにしています。来てよかった N.Y 。
サンキュー“ 7th Mother ”伊籐エミ。
See you soon N.Y.
I love N.Y..........。

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