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[ 1950 | 1970 | 1980 | 1990 | 2000 | 2010 | 2020 ]

1950年(昭和二十五年) 東京 新宿・戸山ハイツに生まれる


1955年(昭和三十年) 五歳
戸山教会幼稚園入園近所のカズオちゃんと並んで、ガキ大将だったが、ある日転校(園)してきた、外人のジョージ君に砂場で投げ飛ばされ、その日から、その大将の座を彼に引き渡すこととなる。又この幼稚園の“みず色組”時代、“さなえちゃん”にひと目ぼれし(初恋の人)後に仲井戸は彼女を唄に描くこととなる。が、街で偶然再会した“さなえちゃん”は当時のイメージからあまりに変貌し、百年の恋もさめる(太っちゃってやんの)。


1957年(昭和三十二年) 七歳 新宿区立東戸山小学校入学
近所の遊び仲間と一緒に入学したのに、一人だけ四組、あとの子達はみんな一組という、ひどい仕打ちを受け、入学式当日、泣き叫んで周囲の者達を困惑させた(今だに何故一人だけ四組だったのか不明)。この頃は近所の子達と、虫捕り、草野球、かんけり、ちゃんばらごっこ、に明け暮れる。夏の日の桜広場の盆踊りに、おばあちゃんと行くのが、仲井戸のたのしみの一つだった。


1960年(昭和三十五年) 十歳 私立宝仙学園小学校に転校
中野区のこの小学校にT君と一緒に転校した。仏教の学校で朝礼などの時のお経が、当時の仲井戸の興味をひいた。しかし、とてもモダンな小学校で、何か居心地の悪さもおぼえた。長嶋茂雄選手に憧れる野球少年であったが同時に、父の職業の関係(写真植字業)で、ソノシート(本とレコードが一緒になった物)が自宅に沢山あり、自然に音楽と触れることとなる。又臨海学校などの団体生活が苦手になるという、後々の仲井戸の決定的な性格は、この頃から芽生えはじめていた。当時、静岡県静浦の海での臨海学校の仲井戸の生徒手帳の日記にこうある。「こんなとこつまんない」「早く帰りたい」この手帳の日記は当時学級委員のO君にみつかり、先生に告げ口された。


1963年(昭和三十八年) 十三歳 桐朋学園中学入学
独協学園と桐朋学園と二つの中学に合格したが(勿論落ちた学校はその何倍もある)本人の独協へ行きたいという意思とは裏腹に(なんたって近くだった為)遠くの(都下国立市)校舎も汚い、おまけに補欠で入った桐朋に入学する。中学、高校と六年間通うこととなる、このティーンエイジャー時代が、後の仲井戸の決定的な何かを形成することとなる。野球少年の夢は捨てきれず、中一の時野球部に入部するが、成績(学業の)の低下を担任に野球のせいとされ、退部させられる。


1964年(昭和三十九年) 十四歳
中学二年の時、ビートルズ、エレキギターという仲井戸にとって決定的なものとの運命の出会いがある。又同時に隣のかっちゃんと街のクラッシックギタ−教室へ通い、本格的に音楽少年となる。この年東京オリンピックを体験、できたての駒沢競技場に、何故か学校でレスリングを観に行く。本当は体操のチャスラフスカ選手を観たかった仲井戸であった。日本はこのオリンピックを期に、まさに高度成長をとげていく。が、仲井戸には社会ほど無縁なものはなかった。


1965年(昭和四十年) 十五歳
中学三年の時、クラスメート(チンピラ仲間)とバンドを結成。文化祭、ダンスパーティーなどで腕を磨く(それは学校生活から落ちこぼれ出しつつあった仲井戸にとっては、唯一の生きがいとなりつつあった)。


1966年(昭和四十一年) 十六歳 桐朋学園高校入学
エスカレーター式に中等部より同高等部へ進学。いくつ目かのバンドも継続し、ますますロック少年化、いつの間にか野球少年仲井戸は消えていた。毎日の通学路の途中である新宿の街をうろつく少年となり、学校とは全く違う世界の住人となり始める(当時の仲井戸の記録には、教師達の子供達に対する卑劣な言動も、そのきっかけとなるむねがある。)又それは、その種の少年を見逃さない当局の世話になるはめとなる(何度か)。ねじれていく毎日の中で、エレキギターとビートルズ達、そしてラジオから流れるミュージックが、仲井戸をひととき別世界へつれ出していった。ビートルズ日本公演を体験。数ある六十年代小説に顔を出すその場面を、仲井戸は独自の思い、印象として胸にしまい込むこととなる。それは、社会分析家達の評論などには決して語られることのなかった、個人的資質であった。同じ夏、はじめて女の子とデートを経験。別の青春のはじまりでもあった。


1968年(昭和四十三年) 十八歳 同校卒業
いきがかり上受験した程度の大学は当然すべり、家族、クラスメート、新宿の住人達とも離れ、何するあてもないまま、一人ぶらぶらする、日々となる。

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